ゼビウスに登場した戦闘機ソルバルウ、ようやく塗装が完了しました。waveから発売されたノンスケールプラスチックキットです。
flickr albun SOLVALOU wave non scale
これもPRF2015展示会に持って行こうと前日まで手を動かしていたのですが間に合わず、せめて2015年内の完成をと作業を進めていました。
しかしクリア層の乾燥中にファンヒーターに近づけすぎてコクピットと主翼を融かしてしまうという失態のせいでお流れに…。その後ハシモトさんのご好意により1機まるごと提供いただき、融けたパーツを差し替えて2016年初に完成となりました。
主翼はとても厚く、上面と下面の2枚を貼り合わせる構成になっているのですが、どんなにゲートを綺麗に処理しても浮いてしまって密着しませんので調整が必要でした。左右のエアインテイクはモールドなのかメクレなのか曖昧な形状の部分があるので、削って平面にしました。さらにデフォルト状態ではツライチにならないため、組んだ状態でヤスリがけしてできるだけ平坦にしています。
クリアーオレンジ成型のキャノピーのフチにはガレージキット版のディテールに準じる形でプラストライプを貼り付け、フレーム状のディテールを追加しました。キャノピー周りはグレーに塗る内側の範囲と、僅かに白を残す外側の部分があるため、境界線をBMCタガネで彫り込んだり、極細マスキングテープを使ったりと、地味で面倒な割に見た目の効果が薄い拷問みたいな作業を強いられました。
ボディはホワイト、グランプリホワイト、グレー(3種類くらい)でパネルを塗り分け。デカールはハイキューパーツのRB01(色別に4シート程度)を使いました。アンドアジェネシスはGSIクレオスの紙箱に入っているMr.スーパーメタリックカラーのクロームシルバーで塗装した後、タミヤエナメルのクリアーレッドで部分塗装。マスキングが漏れた箇所をエナメル溶剤で拭き取りました。
ロケットノズルや機首底面の主武装にはMr.メタルカラーのアイアンを塗布し、乾燥後に磨いて光沢を出しました。ロケットノズルは磨きっぱなし、主武装は磨いたあとにガイアカラーのEXクリアーでコートしましたが、塗膜が薄すぎたり研磨しすぎたりクリアーを吹いたせいで金属感が無くなった部分があるのが反省点。安定して金属光沢を出すためにはもう少し経験を積む必要がありそうです。次回以降に活かしていきます。